大規模流体計算の高速化


爆発研究所クラスターで大規模流体計算をスピードアップ!

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このグラフは、大規模流体計算での並列計算スケーラビリティを示しています。
計算には、弊社所有9ノードクラスターを使用しました。
横軸はトータルの並列数(1コア以外は、各ノード4コア使用)、縦軸は計算所要時間です。
流体解析ソルバーには汎用CFDソフトウェアのCFD++[1] と
オープンソースソフトウェアのOpenFOAM1.7.x [2] を採用しました。

8ノード32並列でのスピードアップ率
OpenFOAM二相流解析では、1コアで約4万2000秒を要した計算が、
32並列では約2800秒で計算することができました。約15倍のスピードアップを達成しています。
ハードウェアシステム構成: 以下のPC9台構成。(管理ノード1台、計算ノード8台)
OS : CentOS 5.4, ネットワークカード:Infiniband SDR(計算ノードのみ)
CPU : Intel Xeon(R) X5550 2.67GHz x2 , Memory : 12-24GB
[1]CFD++(シーエフデイプラスプラス)は米国Metacomp社で開発された汎用CFDソフトウェアです。 極超音速から非圧縮性流体までを単一のソルバーで解析することが可能です。 [2]OpenFOAM(オープンフォーム)はOpenCFD社が開発したオープンソースのCFDツールボックスです。 ライセンスフリーであるため、大規模計算では大幅なコストダウンにつながる可能性があります。
爆発研究所通信 Vol.3 2010 Nov. より抜粋
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